知っておきたいシンポジウムの内容

科学上のブレークスルーに関するグローバルシンポジウムとは、世界各国の学術振興機関長が集まり開催されるグローバルリサーチカウンシル(Global Research Council:GRC)のサイドイベントとして開かれた公開シンポジウムのことです。GRCとは、2012年に米国科学財団の提唱によりワシントンDCで設立されたバーチャルフォーラムのことで、これまでの会合はアメリカ、ドイツ、中国などで開催されています。平成28年で5回目を迎えるこのバーチャルフォーラムでは各国の著名研究者らが集結し、さらなる国際共同研究の発展に貢献しています。

平成27年5月26日に開かれたこのシンポジウムには、世界の学術振興機関長、ノーベル賞受賞者、政府の関係者、一般からの参加者を含む約500名の人々が集まり、議論が行われました。平成27年度の内容は、「科学上のブレークスルーにつながる基礎研究のあり方」や「グローバル研究ネットワークの促進」について論議が交わされました。また、文部科学大臣である下村博文から「科学上のブレークスルーを生み出すための教育・科学技術政策」という内容で特別講演も行われました。

平成28年5月26日から27日までの2日間はインドのニューデリーでこのバーチャルフォーラムは開催され、「学際研究」「女性研究者の平等と地位」という内容で議論が展開されました。最終日である27日には「学際研究のための原則に関する宣言」と「女性研究者の平等と地位のための原則及び行動促進に対する宣言」の文書が採択され、女性がより研究に邁進できるような環境づくりを進めることができました。

GRC関係者はこの宣言にのっとり、さらなる研究制度等の発展に貢献していくことを目指しています。毎年内容を変えて論議が進められている科学上のブレークスルーに関するグローバルシンポジウムの6回目の会合は、平成29年5月下旬ごろカナダのオタワで開催予定です。