根岸 英一さんが行った基調講演

根岸 英一さんは、パデュー大学特別教授であり、2010年ノーベル化学賞受賞。科学技術振興機構の総括研究主監でもあります。

科学上のブレークスルーに関するグローバルシンポジウムでの基調講演は、ブレークスルーを生み出す基礎研究という題で話されました。そして、研究のABCとは、なんでしょうか。

非常に原始的で、しかし重要な研究のABCガイドライン、についての話がありました。
まず、Aについて、これは、Ambition、野心ですが、Boys, be ambitious! です。
ちょうど何人かの有名な人々のように、これは少年よ大志をいだけのAmbitiousですが、この意味を自問し、科学者としてもっと野心的でなければなりません。

Bは、二つの事ですが、Broad と Basicです。
幅広い基礎科学(Broad and Basic) です。基礎は大変大事だと思いますといわれました。
われわれは、科学者としてなにをすべきか、新しい基礎科学を築き上げるべきです。この部分はノーベル財団が強調しています。そして、幅の広い基礎が重要とのことです。

そしてCは、Creative独創性です。
われわれは多くのこれまでの人達から学ぶことができる一方で、一人一人の独創性をだしていかないといけません。

研究者が「研究のABC」に基づいてに行動すれば、この世界はより住みよいものになると信じています、とありました。

その後、メンデレーエフの周期表を見ながら根岸 英一さんの研究に重要な元素についての説明をしています。
また、根岸 英一さんが大学院の学生だったころ、有機合成はどうしてこんなに複雑でややこしいのか、もっと単純な簡単な反応はないのかと考えてみると、子どもの遊ぶレゴブロックのくっつき方から、同じように反応しないかを考えた結果で、パデュー大学特別教授での2010年ノーベル化学賞受賞の受賞のきっかけとなりました。

以上が、パデュー大学特別教授、根岸 英一さんの行った講演の内容です。