パネルディスカッション、パート2のテーマ1

グローバルリサーチカウンシル(GRC)は世界各国の学術振興機関の代表者が集って設立されたフォーラムです。その第四回年次会合は平成27年に日本学術振興会と南アフリカ国立研究財団の主催で行われ、サイドイベントとして「科学上のブレークスルーに関するグローバルシンポジウム」が東京で開催されました。

このシンポジウムには、各国の学術振興機関のトップに加え、政府の科学政策担当者やノーベル賞受賞者が講演者・パネリストとして参加し、講演の後のパネルディスカッションによって、科学におけるブレークスルーをもたらす研究支援の方法やグローバル研究ネットワークの支援などの課題を議論しました。

下村文部科学大臣など世界各国の科学研究におけるリーダー5人が講演者として特別講演および基調講演を行った後、「科学上のブレークスルー実現に果たす基礎研究の役割」をテーマとするパネルディスカッションとなりました。そのパート1は、世界各国の基礎研究支援の動向についての冒頭公演に充てられました。
パート2として、テーマ1~テーマ3に分けて6人のパネリストが立ってのパネルディスカッションが行われました。

テーマ1では「科学上のブレークスルーを生み可能性が高い研究」について二人のパネリストによってパネルディスカッションが行われました。
1人目のパネリストであるERC(欧州研究会議)理事長のジャン・ピエール・ブルギニョン氏は、挑戦的で野心的な人材がハイリスク・ハイリターンのプロジェクトには必要とし、ブレークスルーを生み出す研究には人的資源が欠かせないことを議論の遡上に乗せました。
次に、JST (科学技術振興機構) 理事長の中村道治氏は、ブレークスルーにつながる要素として、各人の研究領域を超えた関心を持って社会のニーズを捉え得る人材を養成するために、創造的かつ安定的な研究環境を確保し続けるシステムが重要だと提案しました。

研究機関や政府関係者の他に一般参加者も含め約500名が見守る中、議論が繰り広げられました。