グローバルシンポジウムから得られるもの

科学上のブレークスルーに関するグローバルシンポジウムでは、科学上のブレークスルーにつながる基礎研究支援の在り方やグローバル研究ネットワークの促進などに関する課題について議論されています。出席者は、世界の学術振興機関の代表者、ノーベル賞受賞者、科学政策を担当する政府関係者など、科学に精通している専門家の方々です。これらの優れた出席者による講演やパネルディスカッションは、今後の科学に対する考え方の構築や新しい科学知識を蓄積していくうえで、たいへん意義深いものです。

日本が持続的に成長し世界に貢献していくためには、科学上のブレークスルーが重要であり、このことがイノベーションを絶やさないための鍵となります。未知の科学に関する動向や知識を世界各国で共有することも、現代のグローバル社会では重要な課題になります。そのため文部科学省では、抜本的な教育改革への取り組みに力を注いでいます。先を読むことが難しい時代においては、創造力や課題解決力が求められ、同時に人間特有の感性を養う真の学ぶ力が必要です。

このような現状を踏まえ、文部科学省では高等学校以下の教育、大学教育、大学入試の一体的な改革を目指しています。その中でも、イノベーションの担い手である国立大学の改革を積極的に進めるという方針を打ち立てています。また、社会に貢献するための科学としての知識を、若い世代に習得させる試みについても検討されています。

今後の世界の動向を考慮すれば、このような取り組みが重要であり、科学技術に関係する知識については、幅広く身につけていかなければなりません。コンピューターの分野においては、量子コンピューターの考え方についての議論や研究が始まっています。近い将来、量子コンピューターの動向についても、その方向性が徐々に定まってくるでしょう。

これらの新しい科学に関する議論は、世界の未来を左右します。科学上のブレークスルーに関するグローバルシンポジウムから得られるものの意味の大きさは、計り知れないものがあると言えるでしょう。